動物のインフルエンザ
養鶏業者ならびに関係者の皆さんへ生態学的な観点から見た鶏群へのインフルエンザウイルス侵入の防止法
鳥型のインフルエンザウイルスは鶏に鼻や口から感染することが知られており、鶏から鶏 への伝播は容易に起こるので、インフルエンザウイルスに感染した鶏との接触を避けるの はもちろんのこと、踏み込み槽を設置し、ウイルスに汚染した糞等を養鶏場内に持ち込ま ないようにすることが大切である。米国で行われた野鳥での調査では、88種に及ぶ鳥類か らインフルエンザウイルスが分離されており、鳥類は広範にインフルエンザウイルスに感 受性と思われる。日本に飛来する渡り鳥からも高率にインフルエンザウイルスが分離され ている。また、愛玩鳥からインフルエンザウイルスが分離されたケースも報告されている。
これらのインフルエンザウイルスは鳥型のウイルスであるので、人に直接感染することは ないと思われるが、鶏やウズラの等の家禽には感染・発症する可能性があるので、野鳥が 飛来する池の水を飲水に利用したり、野鳥、愛玩鳥またはその糞が飼育舎に入ることがな いよう注意する必要がある。