アオコ
毒性の所在
アオコ(Microcystis spp.)は環状ペプチドのミクロシスチン(microcystin)を産生する.
毒性
ミクロシスチンは,肝細胞のプロテインホスファターゼ1および2Aを阻害し,リン酸化した蛋白質の脱リン酸を阻害し,リン酸化蛋白質を過剰に蓄積させることにより肝毒性を示す.
中毒症状
食欲不振,沈鬱,呼吸困難,痙攣,下痢,第一胃アトニー,肝機能障害.
診断
アオコが発生した水を飲んでいる.
血液生化学所見(GGT,ALP等の上昇).
病理所見(肝の腫大,小葉中心性肝細胞壊死).
ミクロシスチンの検出(HPLC).
文献
白井誠ほか(1993)Microcystisシアノバクテリアの毒性.日本細菌学雑誌.48:511-522.
Puschner, B. et al. (1998) Blue-green algae toxicosis in cattle. J. Am. Vet. Med. Assoc. 213:1605-1607.
(最終更新:2005.1.11)