ボタンヅル

学名:Clematis apiifolia DC.

ボタンヅルはキンポウゲ科センニンソウ属の蔓性植物で,本州から沖縄に分布しています.センニンソウ(Clematis terniflora DC.)に似ていますが,ボタンヅルは茎が木質化し,葉に切れ込みがあることで,センニンソウと区別がつきます.名前の由来は,葉が1回3出葉でボタンに似ているためといわれています.観賞用に栽培されるテッセン(Clematis florida Thunb.)やクレマチス(センニンソウ属の植物のうち,花が大きくて鑑賞価値の高いものの総称)もセンニンソウ属の植物です.

 

 

(栃木県,8月)

有毒成分

Clematis属植物にも配糖体ラヌンクリン(ranunculin)が含まれており(1),葉をすりつぶしたりすることにより加水分解され,プロトアネモニン(protoanemonin)を生じ,これが毒性を示します.詳しいことは,ウマノアシガタの項を御覧ください.

中毒症状

家畜の中毒事例はほとんど報告されていません.万一中毒を起こした場合は,ウマノアシガタ採食と同様の中毒症状を起こすと思われます.

文献

1) Hui, Y.H. et al. eds. Foodborne disease handbook. volume3: Plant toxicant. 2001. Marcel Dekker, Inc.

     

 

目次へ戻る

トップペイジへ戻る


最終更新日:2008.7.23 「毒性成分」の表現修正

本ウェブサイトの情報を無断で転用することを禁じます

独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構 動物衛生研究所