クロバナロウバイ

学名:Calycanthus flloridus L.

英名:carolina allspice

クロバナロウバイは,ロウバイ科クロバナロウバイ属の北アメリカ原産の落葉低木で,日本へは明治中期に渡来したとされています.ロウバイ属のロウバイ(Chimonanthus praecox)は,中国原産で日本へは江戸時代初期に渡来しました.冬に黄色い花をつける落葉低木で,同じロウバイ科の植物ですが,その姿も花の色もクロバナロウバイとは全く異なります.

 

   

(栃木県,左7月,右5月)

有毒成分

ロウバイ科の植物は,カリカンチン(calycanthine)というアルカロイドを含んでいます.カリカンチンは,抑制性神経伝達物質であるGABAの放出を阻害することにより,痙攣を誘発します(1).

中毒症状

我が国でのクロバナロウバイによる家畜の中毒事例は報告されていません.作用メカニズムはアニサチン,シクトキシン,コリアミルチンとは異なりますが,結果的にはGABAの作用が阻害されますので,シキミドクゼリドクウツギ中毒と同様の症状を示すと思われます. 

文献

  1. Chebib, M. et al. 2003. Convulsant actions of calycanthine. Toxicol. Appl. Pharmacol. 190:58-64.

 

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最終更新日:2009.2.12 公開

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