学名:Manihot esculenta Crantz.
英名:cassava, manioc, manihot, tapioca
トウダイグサ科の低木で,中央アメリカあるいは南アメリカ北部が原産地と考えられています.現在では熱帯で広く栽培される食用作物です.キャッサバのイモはダリアの球に似た形で,デンプンを20〜30%含んでいます.しかし,青酸配糖体を含んでいるので,食用にするためには加熱や水洗による毒抜きが必要です.このようにしてキャッサバのイモから採った澱粉がタピオカです.

有毒成分
キャッサバのイモには青酸配糖体(linamarin および lotaustralin)が含まれています(1).キャッサバは苦味品種群と甘味品種群に大別されますが,苦味品種群には青酸配糖体が多く含まれるようです.家畜の中毒事例に関する報告は見つかりませんでしたが,ヒトの中毒事例報告で,残ったキャッサバ根茎を食べたブタが死亡したという記載があります(2).
青酸配糖体の詳細および中毒症状は,モロコシ(ソルガム)のペイジを参照してください.
文献