ジギタリス

学名:Digitalis purpurea L.

英名:foxglove

ジギタリスはヨーロッパ原産のゴマノハグサ科の多年草で,鑑賞や薬用として栽培されます.英名のfoxgloveから,キツネノテブクロとも呼ばれます.直立した1本の茎は,1〜1.5 mになります.学名の由来は指(digitus)で,花の形が指サックに似ていることによります.単にジギタリスというと,D. purpurea をさしますが,このほかにも,ジギタリス属にはケジギタリス(D. lanata),キバナジギタリス(D. lutea)などがあります.

 

     

(ジギタリス,青森県,6月)

(ケジギタリス,青森県,6月)

有毒成分

ジギタリスは全草に強心配糖体(purpurea glycoside A およびB)を含み,部分的に加水分解されて強心配糖体のジギトキシン(digitoxin)およびギトキシン(gitoxin)を遊離します(1).強心配糖体についての詳細は,キョウチクトウのペイジを御覧ください.

検査法・中毒症状

こちらについても,キョウチクトウのペイジの項を御覧ください.我が国では家畜のジギタリス中毒の報告は無いようですが,海外では牛(2)や鹿(3)の中毒が報告されています.

文献

  1. Hoji, K., 1961. Studies on the Constituents of Digitalis purpurea L. XXVI. Purpurea Glycoside-A and Purpurea Glycoside-B from Digitalis Seeds. Chemical & pharmaceutical Bulletin, 9(7):576-578.
  2. Thomas, D.L. et al. 1987. Suspected foxglove (Digitalis purpurea) poisoning in a dairy cow. Veterinary Record, 120(13): 300-301. 
  3. Corrigall, W. et al. 1978. Foxglove (Digitalis purpurea) poisoning in farmed red deer (Cervus elaphus). Veterinary Record. 102(2): 119-122.

 

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最終更新日:2009.2.3 公開

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